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小田急線の複々線の4つの効果と「快速急行や急行」に残る課題、今後の改善に期待

小田急電鉄株式会社が公表した複々線を使用したダイヤ改正のその後の効果について確認しました。朝の通勤・通学への効果について4月から6月の期間でまとめたもので、全般的に混雑率や遅延の回数、所要時間は良くなっているものの、「快速急行や急行」を利用する乗客にとっては、今以上の改善が期待される結果となっています。

<複々線化の効果1>ラッシュピーク時の平均混雑率

ラッシュピーク時の平均混雑率が192%から151%になり、混雑率ワースト3位から20位圏外に

・小田急線の複々線化によりラッシュ時でも新聞や雑誌を楽な姿勢で読むことができる混雑率に
・平均混雑率が192%から151%に約40%改善されました

<複々線化の効果2>ラッシュピーク時の所要時間の短縮

ラッシュピーク時の多摩センターから新宿への所要時間が最大で14分短縮

・下北沢への上り到着の平均遅延時間も2分04秒から48秒に
・2分04秒以上遅延した回数は21回から4回に減少

<複々線化の効果3>都心方面への乗客が増加

小田急線通勤定期の利用人員は、前年同期比で1.4%増加

・沿線各地と都心3駅(新宿、代々木上原、下北沢)間の通勤定期利用人員は2.9%増加

<複々線化の効果4>朝の「通勤特急ロマンスカー」がほぼ満席

朝方の「モーニングウェイ号」「メトロモーニングウェイ号」計11本はほぼ満席で推移

・「モーニングウェイ号」「メトロモーニングウェイ号」の乗車人員は前年比約6割増となる約35.4万人と増加

複々線化の今後の課題

全般的に改善はされているものの快速急行や急行については改善率が低いのがわかります

・快速急行や急行の平均混雑率は193%から175%と20%しか改善されておらず、全体が40%近く改善されているのに比べると課題が残ります
・準急や各駅停車の平均混雑率が大幅に改善していることが、全体で40%の改善につながっている結果になっています。

アンケートサイトの結果

アンケートサイト「Ideaパレット」会員2,271サンプルによるアンケート結果です

・混雑について54.3%が混雑が減少したと回答
・所要時間については56.3%が所要時間が減少したと回答
・遅延に関しては54.6%が遅延が減少したと回答

(参考 小田急電鉄プレスリリース「「混雑緩和」 「所要時間の短縮と遅延の減少」を実現」)

小田急線の複々線化に関する情報

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