新百合ヶ丘から川崎をつなぐ地下鉄として期待されていた「川崎市営地下鉄(川崎縦貫鉄道)」の計画が廃止になるようです。代替手段として「横浜市営地下鉄3号線延伸」が重視される模様です。
「川崎縦貫鉄道(川崎市営地下鉄)」の概要
川崎市営地下鉄とも呼ばれる川崎縦貫高速鉄道は1960年代から川崎市が新百合ヶ丘駅~川崎駅間に建設を計画していました
・1960年代 新百合ヶ丘~宮前平~元住吉~川崎を通過する計画で持ち上がった構想
・2000年 「運輸政策審議会答申第18号」で「2015年までに開通すべき路線」に位置付けられた
・2003年 着工を5年程度延期することを決定
・その後、経由地を元住吉から武蔵小杉に変更するなどの変更
・2013年3月 事業の長期化が予測されることから高速鉄道事業会計の閉鎖を発表
・2015年7月 財政上の問題から計画休止を発表
「川崎縦貫鉄道(川崎市営地下鉄)」の計画を廃止へ
財政上の問題から計画休止が発表されていましたが、計画を廃止する前提で代替手段を明確にする方向
・川崎市は2013年3月に策定した「市総合都市交通計画」の一部を見直す方針
・計画を休止している川崎縦貫鉄道に関しては、廃止する前提で代替手段を明確化する方向で見直す
・川崎縦貫鉄道(川崎~武蔵小杉~新百合ケ丘)は計画策定から20年以内に着手を目指す「Cランク」に位置付け
「川崎縦貫鉄道(川崎市営地下鉄)」の代替手段としての「横浜市営地下鉄3号線延伸」
代替手段として「横浜市営地下鉄3号線延伸」が期待されます
・代替手段として「横浜市営地下鉄3号線延伸」(あざみ野~新百合ケ丘=Cランク)を重視
(「Cランク」は計画策定から20年以内に着手を目指す)